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cancer treatmentがん治療(免疫療法)
がん治療(免疫療法)とは?
従来、がんの三大治療として「外科手術」「化学療法(抗がん剤治療)」「放射線治療」が広く行われてきました。これらの治療法は、がん細胞を直接攻撃する有効な手段である一方、患者さんの身体に大きな負担をかけるという課題があります。手術による身体への侵襲、抗がん剤の副作用(吐き気、脱毛、免疫力低下など)、放射線治療の副作用(皮膚炎、臓器への影響など)は、患者さんの体力や生活の質(QOL)を大きく低下させる可能性があります。特に、高齢者や体力が低下している患者さんの場合、副作用に耐えられず治療を継続することが困難になるケースも少なくありません。そこで注目されているのが、「がん免疫療法」です。免疫療法は、患者さん自身の免疫細胞を活用してがん細胞を攻撃する治療法です。
詳細は公式サイトをご確認ください。
免疫療法の利点
従来の三大治療と比較して、以下のような利点があります。
身体への負担が少ない
自身の免疫システムを利用するため、正常な細胞への影響が少なく、副作用が比較的少ないとされています。
幅広い患者さんが治療を検討できる
体力が低下している方、三大治療の継続が難しい方、高齢者、末期がん患者さんなど、従来の治療が困難な方でも治療を検討できる可能性があります。
通院治療が可能
採血と点滴のみで行われる場合、入院の必要がなく、日常生活を送りながら治療を続けることができます。
当院で取り扱う「6種複合免疫療法」
当院では、数ある免疫療法の中でも「6種複合免疫療法」を提供しています。免疫細胞が本来持つがん排除のメカニズムに着目し、以下のプロセスで治療を行います。
- 01カウンセリング
- 患者様とのカウンセリングを行います。
- 02血液採取
- 治療が確定したら、血液を受けていただきます。
- 03細胞加工
- 国内の細胞加工センターで、採取した血液から6種類の免疫細胞を分離し、増殖・活性化させます。
- 04点滴
- 施術当日、体調を確認し、問題がなければ増殖・活性化された免疫細胞を患者様の体内に戻します。
6種複合免疫療法で利用される免疫細胞
樹状細胞
がん抗原を認識し、他の免疫細胞(特にキラーT細胞)に情報を伝達する、いわば「司令塔」のような役割を担います。
キラーT細胞
がん細胞を直接攻撃する役割を担います。がん細胞の表面にある目印(抗原)を認識し、細胞を破壊します。
ヘルパーT細胞…キラーT細胞の活性化や他の免疫応答の調整を行います。免疫反応全体を調整する重要な役割を担います。
NK細胞
がん細胞やウイルス感染細胞を攻撃する役割を担います。キラーT細胞とは異なり、特定の抗原を認識する必要がなく、迅速に攻撃を開始できるのが特徴です。
γδT細胞
特定のがん細胞に対して強い攻撃力を持つことが知られています。
NKT細胞
NK細胞とT細胞の両方の性質を持ち、免疫応答の調整に関与します。免疫系のバランスを保つ上で重要な役割を担っています。
ヘルパーT細胞
キラーT細胞の活性化や他の免疫応答の調整を行います。免疫反応全体を調整する重要な役割を担います。
これらの免疫細胞を同時に活性化・増殖させることで、それぞれの細胞が連携し、相乗効果を発揮することが期待されます。
この治療により体内の免疫状態を改善し、がん細胞と戦いやすい環境を整えることで、がんの発生や増殖の抑制、既存がんの縮小や消失を目指します。
6種複合免疫療法で治療可能ながん種例
免疫療法を受けるにあたっての重要な注意点
免疫療法は、全てのがんに有効というわけではありません。がんの種類や進行度、患者さんの状態によって効果は異なります。また、免疫療法は発展途上の治療法であり、効果や安全性について十分な情報収集が必要です。治療を受ける際には、必ずご家族と十分に相談し、納得した上で治療を受けるようにしましょう。さらに、免疫療法は保険適用外の治療が多く、費用が高額になる場合があるため、治療前に費用についても確認しておくことが重要です。
当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適な治療法をご提案しています。ご不明な点やご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
がん治療の費用
初期培養費 | 16,500円 |
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治療1回 | 324,500円 |
1クール(6回) | 1,963,500円 |
※全て税込表記です
※別途、診察料、血液検査代がかかります。
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