繊維芽幹細胞 | 婦人科形成は東京都中央区の銀座あゆみクリニック
Youtube Youtube 中国語
タイトル背景イメージ

繊維芽幹細胞

繊維芽幹細胞


線維芽細胞と間葉系幹細胞

線維芽細胞(せんいがさいぼう)は、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの生成を担い、皮膚の構造と機能を維持する重要な役割を果たす細胞です。

近年、この線維芽細胞の中に間葉系幹細胞の性質を獲得する細胞群が存在することが明らかになり、「線維芽細胞由来間葉系幹細胞」(線維芽幹細胞)として注目されています。

間葉系幹細胞とは

間葉系幹細胞は、骨・軟骨・脂肪・筋肉など、多様な組織に分化できる多能性幹細胞です。再生医療や美容医療の分野で活用が進んでおり、組織修復や抗炎症作用などの効果が期待されています。

線維芽細胞由来間葉系幹細胞

線維芽細胞由来間葉系幹細胞(線維芽幹細胞)は、通常の線維芽細胞と比べて高い増殖能力と再生能力を持つ細胞です。これにより、コラーゲンやエラスチンの生成を活性化し、肌の修復と再生を促します。

また、肌の水分保持機能を高め、弾力を維持する働きがあるほか、炎症を抑える作用もあるため、加齢に伴う肌の変化を穏やかにし、健やかな肌状態の維持をサポートします。

線維芽幹細胞療法とは

線維芽幹細胞療法は、患者様自身の皮膚由来の線維芽幹細胞を培養し、再び肌に移植することで、衰えた肌の機能を回復させる肌再生医療です。

本治療は、メスを使用する施術や化学薬品を用いた施術とは異なり、肌が本来持つ再生機能を活かすため、自然な変化の中で安全に受けていただけます。

幹細胞を注入することで、1年、2年、3年と時間をかけながら肌が若々しさを取り戻し、長期的かつ持続的なエイジングケア効果が期待できます。

施術方法

1 皮膚組織の採取

耳の後ろなど、紫外線や加齢の影響を受けにくい部位から皮膚組織を少量採取します。

2 幹細胞の培養

採取した皮膚から線維芽幹細胞を分離し、増殖・培養(約1ヶ月半程度)して移植に適した状態にします。

3 細胞の注入

培養した線維芽幹細胞を、肌の再生が必要な部位に注入します。

線維芽幹細胞療法はこんな方におすすめ

  • 加齢によるシワやたるみを改善したい方
  • 肌のハリや弾力を回復したい方
  • ニキビ跡や傷跡を改善したい方
  • 肌の老化を根本からケアしたい方

線維芽幹細胞療法のメリット

肌の構造を根本から改善できる

線維芽幹細胞は、通常の線維芽細胞と比較して高い再生能力を持ち、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。これにより、肌の弾力や保水力が向上し、加齢に伴うシワやたるみの軽減が期待できます。

さらに、組織修復作用や抗炎症作用も備えており、ニキビ跡や傷跡の修復を促進しながら、加齢による肌の変化を穏やかにします。

持続的な効果が期待できる

線維芽幹細胞は、皮膚内に長期間留まり、コラーゲンの生成を継続的に促進する特性を持っています。そのため、ヒアルロン酸やボトックスといった一時的な効果とは異なり、時間の経過とともに肌の状態が徐々に向上し、持続的な効果が期待できます。

また、個人差はありますが、適切なケアを行うことで数年以上にわたり効果が持続する可能性があります。

当院は、さらなるアンチエイジング効果を得るために自己血培養上清液との併用をオススメしております。

自己細胞を使用するため安全性が高い

本治療は、患者様ご自身の細胞を採取・培養し、再移植するため、拒絶反応やアレルギーのリスクが極めて低いことが特徴です。外部から異物を注入する治療とは異なり、生体適合性が高く、自然な皮膚の再生を促す安全性の高い治療法といえます。

また、細胞の培養・管理は厳格な基準のもとで行われるため、品質が担保された状態で移植されます。これにより、長期的に安心して受けられる再生医療として、多くの患者様に選ばれています。

線維芽幹細胞療法のリスク・副作用

注入部位の腫れ・赤み・痛み

幹細胞を注入した部位に、一時的な腫れや赤み、軽度の痛みが生じることがあります。これは細胞が皮膚内に定着する過程で起こる自然な反応であり、多くの場合、数日〜1週間程度で軽減します。

感染

皮膚から細胞を採取する過程や注入時に、ごく稀に細菌感染が生じる可能性があります。施術環境の衛生管理を徹底し、術後は適切なケアを行うことでこのリスクを軽減することが可能です。

しこりや凹凸

まれに、幹細胞が均一に分布せず、局所的に集まることで小さなしこりや凹凸が生じることがあります。この場合、マッサージや医師による調整を行うことで改善が期待できます。

効果には個人差がある

幹細胞の働きには個人差があり、すべての患者様が同じ効果を得られるわけではありません。年齢や肌質、生活習慣などによって、細胞の定着率やコラーゲン生成の程度が異なるため、複数回の施術が必要になることがあります。

線維芽幹細胞療法のダウンタイム

数日~1週間

術後の炎症反応として、注入部位に腫れや赤み、軽度の痛みが見られることがあります。個人差はありますが、多くの場合、数日で軽減します。また、内出血や軽い圧迫感、違和感を感じることもあります。

注意点

  • 血流が促進されると腫れや内出血が悪化する可能性があるため、長時間の入浴・飲酒・激しい運動は控える
  • 強いスキンケアや摩擦・圧迫を避ける
  • 紫外線は細胞の定着に影響することがあるため、日焼け対策を徹底する

1週間~2週間

腫れや赤みはほぼ消失します。内出血があった場合、黄色〜薄茶色へと変化し、徐々に消えていきます。肌のハリや質感に変化が出始めますが、目に見える効果はまだ限定的です。

注意点

  • 紫外線対策を継続し、保湿ケアをしっかり行う
  • 血流を促進する軽い運動やマッサージは、腫れが完全に引いてから再開する

1か月以降

幹細胞が定着し、コラーゲンやエラスチンの生成が本格的に始まります。肌の弾力が向上し、シワやたるみの改善が徐々に実感できる段階に入ります。

注意点

  • 幹細胞の働きを最大限に活かすため、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠を心がける
  • 保湿と紫外線対策を継続する
  • 効果を持続するため、医師の指示に従いメンテナンス施術を検討する

線維芽幹細胞療法の流れ

1

カウンセリング・治療計画

医師が患者様の肌質やシワ、たるみの状態を診察し、治療の適応を判断するとともに、既往歴やアレルギーの有無を確認します。患者様のご希望やお悩みに応じて、最適な治療計画を立案し、施術のリスク・副作用・ダウンタイムについても詳しくご説明いたします。

2

皮膚組織の採取

線維芽幹細胞を培養するために、耳の後ろや上腕など紫外線ダメージを受けにくく、目立ちにくい部位から皮膚を少量採取します。採取する組織のサイズは3ミリ〜5ミリ程度で、局所麻酔を使用するため痛みはほとんどありません。

3

細胞の培養(約1.5~2か月)

採取した皮膚組織を専用の培養施設に送り、線維芽幹細胞を抽出・増殖させます。この工程では、厳格な品質管理のもとで培養が行われ、安全性が確保された状態で増殖を進めます。

4

細胞の移植

培養した線維芽幹細胞を、シワやたるみが気になる部位に注入します。施術には細い針を使用し、麻酔を併用することで、痛みや内出血のリスクを最小限に抑えます。

5

経過観察・アフターケア

幹細胞を注入後、数か月かけて肌の再生が進行します。施術後の経過を観察するため、定期的に医師の診察を受け、必要に応じてアフターケアのアドバイスを受けてください。

ご予約

LINE、Webは
24時間予約受付!