小陰唇縮小術
小陰唇とは
小陰唇(しょういんしん)とは、大陰唇の内側に位置する左右一対のひだ状の皮膚のことです。尿道口や膣口を保護し、膣の潤いを保つ役割を担っています。
小陰唇の形や大きさには個人差があり、肥大すると下着との摩擦で痛みや不快感が生じることがあります。また、左右差や色の変化に悩む方も少なくありません。見た目や機能面の問題がある場合、適切なケアや治療を検討することが大切です。

小陰唇縮小術とは

小陰唇縮小術は、小陰唇の肥大や左右差による痛み・不快感・見た目の悩みを改善するための手術です。余分な部分を切除し、自然でバランスの取れた形に整えます。同時に、黒ずみやシワを取り除くことも可能です。
手術は短時間で終了し、体への負担が少ないのが特徴です。また、小陰唇は粘膜組織が多いため、術後の傷は目立ちにくく、時間とともに自然に馴染みます。術後は軽度の腫れや違和感が数日続きますが、適切なケアを行うことで回復もスムーズです。
本施術により、デリケートゾーンの見た目と快適さの両方を向上させられます。
こんな方におすすめ
- 形や大きさが気になる
- 左右差が気になる
- 黒ずみが気になる
- 汚れが溜まりやすく、においが気になる
- 排尿時に尿の飛び散りが気になる
- 小陰唇が下着にこすれて痛みを感じる
- 性交時に違和感や痛みを感じる
小陰唇縮小術のメリット
小陰唇の大きさや形が自然で美しく整う
小陰唇の大きさや形状には個人差があり、それが原因で見た目に違和感を覚えたり、コンプレックスを感じる方も少なくありません。
小陰唇縮小術では、肥大した部分や左右差を調整し、バランスの取れた自然な形に整えることで、美しさと機能性の両方を向上させます。また、黒ずみの改善も期待できます。
このように、見た目が整うことで自信を持てるようになり、心理的な負担が軽減されることが期待できます。さらに、下着との摩擦や運動時の不快感も改善され、日常生活がより快適になるでしょう。
衛生状態の向上とにおいの改善
小陰唇が大きいと、ヒダの間に汚れが溜まりやすく、通気性が悪くなるため、雑菌が繁殖しやすい状態になります。これがにおいの原因となることもあります。
縮小術により余分な組織を取り除くことで、清潔を保ちやすくなり、においの軽減が期待できます。また、生理時の経血の付着や排泄後の拭き取りもしやすくなり、デリケートゾーンの衛生環境が改善されます。
排尿時の不快感の軽減
小陰唇の形状によっては、排尿時に尿が付着しやすく、不快に感じることがあります。とくに小陰唇が大きく伸びていると、尿の方向が不規則になり、飛び散りやすく、拭き取りに手間がかかることもあります。
小陰唇縮小術を行うことで、尿の流れがスムーズになり、排尿時の不快感が軽減されます。
性交時の違和感や傷みの改善
小陰唇の肥大や形状によっては、性交時に巻き込まれて痛みを感じることがあります。また、摩擦や圧迫が生じることで、違和感を覚えることも少なくありません。
小陰唇縮小術で余分な部分を取り除き、自然な形に整えることで、これらの問題が解消され、より快適な性生活を送れるようになるでしょう。
小陰唇縮小術のデメリット
仕上がりの個人差がある
小陰唇の形状や皮膚の状態には個人差があるため、理想とする仕上がりと完全に一致しない場合があります。また、術後の腫れが落ち着き、最終的な形に馴染むまでに数か月かかることもあります。
術後の違和感に慣れるまで時間がかかる
小陰唇の形が変わることで、下着や肌の触れ方に違和感を覚えることがあります。とくに、術前の状態に長く慣れていた方は、新しい感覚に順応するまで時間を要することがあります。
一度切除すると元に戻せない
小陰唇縮小術では不要な部分を切除するため、再び元の大きさや形に戻すことはできません。術後に「もう少し残したかった」と感じる可能性があるため、慎重なデザインの選択が重要です。
機能を損なう可能性がある
小陰唇の付け根には、「バルトリン腺」という粘液を分泌する器官があり、性交時の湿潤や精子の動きを助ける役割を担っています。
手術の際にこの腺を誤って傷つけたり、切除してしまうと、性交時の痛みや違和感を引き起こす可能性があります。また、妊活においても影響が出る場合があります。これらの機能を損なわないように慎重な施術が求められます。
小陰唇縮小術のリスク・副作用・ダウンタイム

リスク・副作用
腫れや内出血
術後、一時的に腫れや内出血が起こることがあります。通常は1週間〜2週間で改善しますが、完全に落ち着くまでに1か月程度かかることもあります。
傷跡の赤みや硬さ
術後の傷跡は時間とともに目立たなくなりますが、初期段階では赤みや硬さを感じることがあります。通常、数か月で自然に馴染みます。
感染
術後、傷口に細菌が入ることで感染のリスクがあります。感染を防ぐためには清潔な環境を保つこと、医師の指示に従い適切なケアを行うことが大切です。
感覚の変化
術後、一時的に小陰唇周辺の感覚が鈍くなることがあります。ほとんどの場合、時間とともに回復しますが、まれに長引くことがあります。
左右差
術後の治癒過程によっては、左右差が生じる可能性があります。術後の経過を慎重に観察し、違和感が続く場合は医師に相談してください。
ダウンタイム
小陰唇縮小術のダウンタイムには、個人差がありますが、およそ1~2週間1か月程度とされています。術後は医師の指示に従い、適切なケアを行うことで、よりスムーズに日常生活へ復帰できます。
術後数日間~1週間
手術直後は麻酔が切れると、軽度の痛みや腫れが現れます。腫れのピークは3日〜5日程度ですが、徐々に軽減します。内出血が出ることもありますが、1週間〜2週間で落ち着きます。シャワーは翌日から可能ですが、入浴は医師の指示に従いましょう。
術後1~2週間
縫合には溶ける糸を使用するため、抜糸は不要です。縫合部につっぱり感や違和感を感じることがあります。自転車や激しい運動、長時間の歩行は控えてください。
術後2~4週間
腫れや違和感がほぼ落ち着き、日常生活に支障がなくなる時期です。軽い運動は可能ですが、強い刺激は避けてください。性交渉やタンポンの使用は約2〜4週間控える必要があります。
術後1~3か月
小陰唇の形が自然に馴染み、傷跡もほぼ目立たなくなる時期です。繊細な部位のため、完全な仕上がりには3か月ほどかかることがあります。
小陰唇縮小術で当院が選ばれる理由

産婦人科視点での診察を重視し、適切な治療をご提案
当院では、手術前に産婦人科的な診察を必須としています。小陰唇の肥大が感染症によるものであれば、まず治療を優先し、必要に応じて手術を行うなど、慎重に判断します。また、産婦人科の経験を活かし、異常の早期発見や適切な処置が可能です。
初診時にすぐ手術を行うのではなく、根本的な原因を見極めた上で、最適な治療をご提案します。
自然で美しい仕上がりを追求した繊細な手術
小陰唇縮小術では、微妙な力加減や角度を調整しながら丁寧に切除・縫合を行います。血管の位置や組織の状態を考慮し、出血を最小限に抑えることが可能です。
また、凝固止血を極力減らすことで、血管や組織の損傷を防ぎ、老化・劣化を防ぎます。
さらに、溶ける糸を使用し、中縫いを極力行わないことで、異物反応によるしこり 粒々感の発生を抑え、なめらかで美しい仕上がりを実現します。
見た目だけでなく、機能を考慮した立体的な形成
小陰唇の組織は修復能力が高く、適切に形成すれば傷跡もきれいに治ります。当院では、血流や組織を可能な限り温存し、立体的で自然な形状を目指します。
見た目の美しさだけでなく、術後の快適さや将来のライフステージにも配慮した機能の温存手術を行うことで、長期的な満足度の高い仕上がりを追求します。
健やかさを維持するための術後ケアとエイジングケア
女性器も顔同様に加齢とともに変化します。不要なメスやレーザー処置が老化を早めることもあるため、当院では、血流やコラーゲンを温存することで、組織の健康を維持し、老化の影響を最小限に抑えることを重視しています。
さらに、術後の適切なケアやエイジングケア治療を組み合わせることで、長く美しく健康な状態を保つサポートを行います。
女性医師による安心の対応と丁寧なフォローアップ
患者様がリラックスして相談できるよう、当院では女性医師が診察から術後のフォローまで一貫して対応します。産婦人科と美容外科の知識を活かし、患者様のニーズにあった機能と美しさを両立した施術を提供します。
また、術後も適切なアフターケアを行い、患者様が自信を持って過ごせるようサポートいたします。
施術の流れ
1
ドクター診察、カウンセリング
施術前には、経験豊富な医師が入念にカウンセリングを行います。患者様それぞれのお悩み・症状をしっかりと確認し、最良の治療内容を決定します。
2
血液検査
治療が確定したら、施術前に血液検査を行い、健康状態をチェックします。通常、検査結果の提示まで数日程度かかりますので、結果を確認後に施術日を調整します。
※症状や施術内容、ご希望によっては、診察当日に施術を行うケースもあります。
3
撮影
施術の経過を確認するための撮影を行います。医師、または女性スタッフが行いますのでご安心ください。
4
消毒・麻酔
施術当日、体調を確認し、問題がなければ施術衣に着替えていただき、治療を開始します。局所麻酔、静脈麻酔、笑気麻酔、麻酔クリームなどを患者様のご要望に合わせて使用することも可能です。
5
施術
麻酔の効果を確認した後、施術を開始します。所要時間は約1時間程度です。
6
終了
施術後は、リカバリールームで麻酔が覚めるまで安静にしていただきます。お帰りまで看護師が付き添い、術後の注意事項を説明します。
※施術後数日間は、微量の出血がみられることがありますので、ナプキンやガーゼを使用してください。
料金
小陰唇縮小 | 330,000円(税込) |
小陰唇縮小(片側のみ) | 220,000円(税込) |
※別途費用について
- 血液検査代「11,000円」
- 麻酔代(局所麻酔:5,500円)
- 既往歴によっては、追加の検査が必要となり、別途費用がかかる場合があります。
よくある質問
手術後の痛みはどのくらいですか?
手術当日は麻酔がしっかりと効いているため痛みはほとんど感じません。帰宅してゆっくりとおやすみください。翌日から鎮痛薬の使用でコントロールできる範囲です。
傷跡は目立ちますか?
小陰唇の組織は治癒能力が高いため、時間とともに傷跡は目立ちにくくなります。手術ではできる限り自然なラインを意識して縫合するため、通常は術後数か月でほとんど目立たなくなります。
性交渉や運動はいつから可能ですか?
術後の回復を優先するため、性交渉や激しい運動は2〜4週間程度控えることを推奨しています。これは、傷口が完全に閉じ、内部の組織が安定するまでの期間を考慮したものです。再開のタイミングは、医師と一緒に確認いたします。
小陰唇縮小術を受けることで将来的な影響はありますか?
適切な手術を行えば、将来的な健康や生活に大きな影響を及ぼすことはありません。当院では、機能面は温存する手術を行うため、影響はほぼありません。むしろ、小陰唇のもつ機能を高める施術です。元々のお悩みも解決するため、快適になったとのお声を多くいただいております。