クマ取り
経結膜脱脂法とは

経結膜脱脂法は、下まぶたの裏側(結膜側)からアプローチし、目の下のクマやたるみの原因となる脂肪(眼窩脂肪)を取り除く施術です。
目の下の膨らみは老けた印象を与えやすく、クマがあると疲れて見えることがあります。この施術を行うことで、目元がすっきりし、明るく引き締まった印象へ導きます。
また、目の下の膨らみを放置すると、脂肪の重みで皮膚が垂れ下がり、将来的なたるみの悪化につながる可能性があります。皮膚が伸びてしまう前に、適切なタイミングで脂肪を除去することをおすすめします。
施術方法
まぶたの裏側(結膜側)をレーザーメスで切開し、適切な脂肪のみを除去します。皮膚表面を切開しないため、傷跡が残りません。また粘膜は回復が早く、術後約1週間で傷はほとんど目立たなくなります。
目の下の膨らみ・クマの原因

目の下の膨らみの原因
目の下の膨らみの主な原因には、遺伝的要因や加齢による変化があります。
遺伝的要因
生まれつき目の下に脂肪が多い方は、若い頃から膨らみが目立つことがあります。
加齢による変化
年齢とともに目の周りの筋肉や靱帯が弱まり、脂肪が押し出されて膨らみが強調されることがあります。また、目元の皮膚が薄くなることで脂肪が目立ちやすくなることも要因の一つです。
目の下のクマの原因
クマには4つのタイプがあり、それぞれ原因が異なります。
クマの種類 | 主な原因 |
---|---|
青クマ | 血行不良、睡眠不足、冷え |
茶クマ | 肌の摩擦、紫外線、アトピー性皮膚炎による色素沈着 |
赤クマ | 目の下の脂肪が膨らみ、血管や筋肉が透けて見える |
黒クマ | 目の下の膨らみによってできる影 |
このうち、経結膜下脱脂法によって改善できるのは、赤クマと黒クマです。クマの解消には、ご自身のクマのタイプを見極め、適切な治療法を選ぶことが大切です。
経結膜脱脂法がおすすめの方
- 目の下の膨らみが気になる方
- 黒クマが目立ち、疲れた印象に見える方
- ダウンタイムを抑えて改善したい方
- 30代~40代で将来的なたるみを予防したい方
経結膜下脱脂法のメリット

目元がすっきりし、明るい印象に
目の下の膨らみが改善されることで、目元がすっきりと整い、引き締まった印象になります。また、膨らみが解消されることで黒クマが目立ちにくくなり、目元が明るく見える効果も期待できます。
皮膚を切らないため、傷跡が残らない
経結膜脱脂法は、まぶたの裏側(結膜側)からアプローチするため、皮膚表面に傷が残らないのが特徴です。従来の方法では下まつげに沿って皮膚を切開する方法が一般的でしたが、本施術では、外見上の傷跡が残らず、周囲に気づかれにくいというメリットがあります。
短時間で施術が完了し、回復も早い
施術時間は両目合わせて30~1時間程度で完了し、皮膚を切開しないためダウンタイムも比較的短いのが特徴です。術後は腫れや内出血が出ることがありますが、通常2週間以内には落ち着きます。そのため、仕事や日常生活への影響を最小限に抑えられる点もメリットです。
持続的な効果が期待できる
一度脂肪を除去するので、長期的な効果が期待できます。ただし、加齢と共に脂肪がまた奥から押し出されるとクマが再度気になってくる場合があります。
その場合は皮膚のたるみを除去する施術が必要になることがあります。
将来的なたるみを予防できる
目の下の膨らみを放置すると、脂肪の重みで皮膚が徐々に伸び、たるみが進行する原因となります 。皮膚のたるみが目立つ前に施術を受けることで、たるみの進行を抑え、ハリのある目元を維持しやすくなります。
経結膜脱脂法のリスク・副作用・注意事項
腫れ・むくみ・内出血
体質や施術に伴う出血量などによって個人差がありますが、術後、一時的に腫れやむくみ、内出血が生じることがあります。これは体の自然な治癒反応であり、通常2週間程度で落ち着きます。
左右差や凹みが目立つ可能性
左右差が生じたり、脂肪を取ることで目の下の凹みが目立ったりする可能性があります。必要に応じて脂肪注入や再生医療、ヒアルロン酸注入などを施すことで、より自然で滑らかな仕上がりを実現できます。
血管や筋肉の損傷
経結膜脱脂法は目に近い部位を施術するため、血管を損傷するリスクがあります。豊富な施術実績のある医師が適切な手技で施術を行うことで、このリスクを最小限に抑えられます。
アレルギー反応
施術に使用する麻酔薬や消毒薬に対して、まれにアレルギー反応が起こることがあります。症状としては、腫れの悪化やかゆみ、発疹などが挙げられます。
感染
術後のケアが不十分な場合や、免疫力が低下している場合、細菌感染が起こることがあります。処方された抗生剤を服用し、目元を清潔に保つことが大切です。万が一、強い腫れや赤み、熱感などの異常があれば、当院までご連絡ください。
経結膜脱脂法の施術の流れ

1
カウンセリング
目の下の脂肪や皮膚の状態を詳しく診察し、膨らみやクマの原因を特定します。そのうえで、施術の適応を判断し、仕上がりのイメージやリスク、ダウンタイムについて丁寧にご説明します。気になることがあれば遠慮なくご質問ください。
2
施術
点眼麻酔及び局所麻酔を行います。痛みを完全に取り除いた後、まぶたの裏側(結膜側)をレーザーメスで切開します。切開部分から適切な量の脂肪を丁寧に取り除きます。脂肪の除去量は左右のバランスを見ながら調整し、仕上がりが自然になるように微調整を行います。
3
アフターケア・ダウンタイム
施術後、軽い腫れや内出血が出ることがありますが、通常2週間ほどで落ち着きます 。
経結膜脱脂法の料金
目の下の脱脂(クマとり)両側 | 275,000円(税込) |